賢いオタク生活

何事にも凝り性な成人女性の個人的な日記

目に見えるもの 目に見えないもの

20数年の付き合いになる幼馴染の披露宴で、お色直しの中座のエスコートにサプライズで指名されて大泣きした😭しかもそのときのBGMが私が中学のとき世界一好きだったスケットダンスのアニメの主題歌で本当に無理(←これの事の重大さがわかる人がもう今インターネットで交流ある人でほとんどいないのがさみしい…わかる人は相当なこなもの古参です)

 

私たちは小学校に入学したときから3人組で仲が良く、今回はそのうち1人の結婚式に残りの2人で参列し、中座も3人で退場したのだけど、新婦を一緒にエスコートした友達が私より派手に顔をクシャクシャにして泣いており、あー昔もよく新婦がこの子のこと泣かせてたなーさっきまで普通の顔してたのに急に顔クシャクシャにして泣き出すからギョッとしてたんだよなーとか思って、20年経っても同じ構図で泣かせられている状況がなんだかおかしくて切なくて、また泣けた

 

新婦とは幼少期こそずっと一緒にいたものの、高校以降は3〜4年に1回会えるか会えないかくらいで、今回の結婚式も昔なじみのよしみで呼んでくれてありがたいなァ〜楽しみやわァ〜と、どこか当事者を外から見守るような気分だったから、こうして指名されて「絶対2人しかいないと思ってた」と言ってもらえて、自分が誰かの人生の登場人物であることを実感できたのが、とても幸せだった

 

友人代表のスピーチや受付は高校〜大学の友達だったし、今の彼女を知っている近しい人というのは、必然的に最近できた友達や交流があった友達になるのは理解していて、自分もそうだから、今回自分がどこか外野のように感じたことに対してマイナスな感情は一切なかったんだけど、ああいう形で名前を呼んで紹介してもらえたことで、私にとって彼女が自分の幼少期〜10代に欠かせない人であったように、彼女にとっても私たちがそうだったのかなと思ってめちゃくちゃ泣けた そんなの大事すぎる 本当に嬉しかったし、一生の思い出…

 

エスコート終わった後も一生泣けて、「目に映るすべてのことはメッセージ」状態に突入してしまい、肉を見てシクシク泣いた 感情モンスター(ファッションモンスター)

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私はつい目の前にあるものしか見えなくなって、それが自分の世界のすべてだと思って、そこがダメならすべてがダメ、私の人生何もかも終わり……と極端な思考に寄ってしまいがちだけど、自分がこれまで見てきたもの、見られてきたものだって、今この瞬間目の前にないように見えても確実に私の一部としてあるんだなぁ それってすごく嬉しいし救われる 大げさな言い方だけど、生きてきた甲斐があるなぁと思う

今見えなくてもたしかに存在する景色があるということ 自分は誰かの過去の景色だったということ それらは振り返ればいつでも見られるということ

過去が変えられないという事実に対してネガティブな気持ちになることはままあるけれど、私たちの間には変わらない過去が存在している それは現在の私たちに関係なく事実としてあり続ける そのことがとても心強く喜ばしく、自分の過去に対してそう思えるのは本当にラッキーでありがたいことだなと思った

あの日目に見えたものと目に見えていないもののすべてが美しかった