賢いオタク生活

何事にも凝り性な成人女性の個人的な日記

240413

作家のくどうれいんさんのサイン会に行った。きっと緊張して何も言えなくなってしまうだろうと思って、手紙を便箋3枚いっぱいに書いて持参した。対面ハイになって粗相をしたくなくて、今までのどのアイドルの接触イベントよりも緊張した。

実際にお会いするれいんさんはとても可愛らしく、同時に気高くて、まぶしかった(こんなことを言うと神格化しているようで気持ち悪いけれど、本当にひかって見えた)。すごく気さくで朗らかでありながらたしかな強さがあって、なんというか、他人に冗談でも失礼なことを言わせないオーラがあるように感じた。だけど決して攻撃的ではない。私に足りないのってこの気高さかもしれない…と思った。

新刊『コーヒーにミルクを入れるような愛』のみを購入しサインを入れてもらうつもりだったのに、気付いたら持っていない既刊をすべて購入し、すべてにサインをもらっていた。「年明けにれいんさんを知ったばかりのド新規で…すべてにサインを入れていただいてすみません…」「クソ長自分語りなんですけどお手紙を書いてきました…」と言って手紙を差し出すと、「新規!?!?wwwww」と笑われ、「手紙とは、そういうものです。ありがとう!」と受け取ってくれた。自分のオタクすぎるワードチョイスを恥じ、れいんさんは絶対に「クソ」とか言わないな……気高さへの第一歩として現実でインターネットスラングを使うのをやめたい……と心の中で拳を握りしめた。

 

サイン会はあっという間で、午後からの美容院まで思ったより時間が空いたので、渋谷のオ・タン・ジャディスというクレープ屋さんでもちもちのガレットを食べた。食事も内装も好きなお店だが、地下にあるので太陽光が入りづらいのが難点。

ノーマルカメラが盛れなさすぎてFoodieで撮影したガレットとグァバジュース
今の若者ってFoodie使うんですか?最初に流行ったときからもう7年くらい経ってる気がする

目の前に座っていた同年代くらいの女性が、ひとりでガレットをおいしそうにパクパク食べて、追加でクレープも注文して、みるみるうちに食べ終わっていたのが良かった。ひとりで楽しそうにしている女性を見かけるとうれしい。お互い楽しみましょうねッ…!と勝手に連帯している。

 

美容院はカットのみだったので30分で終わった。前回から1ヶ月しか経っていなかったから、早すぎたかな…何千円も払うのにあんまり変わらなかったらつらいかも…と心配していたけれどぜんぜん杞憂で、ザクザクレイヤーを入れてくれてまあまあイメチェンした。下の方の髪の毛を梳くと、シルエットが縦長になって髪の毛が伸びた気がするのがうれしい。

 

夏まで服は買わないと決めていたのに、手持ちのデニムを2本で回す生活がストレスになっていたので、ままよ!とリーバイスで明るいブルーのジーンズを買った。今までほとんど安いデニムしか履いてこず浮かれたのもあり、店員さんに押されまくって普段のサイズから1サイズ下げて購入してしまった。馴染みますから!!こっちの方が絶対きれいです!!と言われたら仕方がない。お尻と太ももはねじ込む。

 

私はひとりで出かける休日のことがとても好きだ。もちろん友達と出かけるのも大大大好きだけど、自分にとって友達とのいちばんのエンタメはおしゃべりなので、すべてが「おしゃべり with 食事」「おしゃべり with 買い物」になり、食事や買い物にあまり集中できない。マルチタスクが苦手すぎて、友達とした食事の味はよく覚えていないことが多い。(それほど集中させてくれる楽しいおしゃべりができているということです)(でも人とあれがおいしいねこれがかわいいねと食事や買い物を共にするのはそれはそれで楽しいから、ネガティブな気持ちはまったくないです ただ気が散っているだけ)

だから食事や買い物はひとりでするのがいちばん「食事」「買い物」それぞれにしっかり向き合える。たまにこうしてひとりで外に出ると、ひとつひとつの出来事をちゃんと受け取れているような気がする。目の前の出来事に集中して、自分の心で感じて、自分の頭で考えられる感覚がうれしかった。自分はかなり人の意見に流されがちで、誰かと体験を共有したときに一緒にいた人が違う意見を持っていると、言われてみればそうかも…となってすぐ意見を変えてしまう。意思が弱い!!気が弱い!!!!

この弱さが、己の気高さから最も遠いところだと思う。人の意見は聞き入れなくたっていい。もちろん聞き入れてもいい。自分が決めていい。自分の気持ちは自分が決めないと。


今日は天気が良くてマジで最高だった!!日光大好きー!!1年中23℃であれ!!!!